電験三種のおすすめの参考書(機械編)

電験三種の機械の参考書(メイン教材)


 電験三種の「機械」の参考書は、
 みんなが欲しかった > これだけ > 完全マスター > やさしく学ぶ の順に売れています。なお、Amazonのランキングは短い期間で集計されるので、ランキングが日々変動することがあります。




 「機械」科目でも「みんなが欲しかった」シリーズが売れているそうです。一番大きな理由は、価格が「これだけ」の3,240円とかわらないのに教科書と問題集がついているからでしょう。
 おすすめの順としては、次のようになります。

 みんなが欲しかった > これだけ > 完全マスター >> やさしく学ぶ

 機械に関してはどの参考書がいいのか悩ましいところです。なぜなら、機械は一番難しい科目であり、一つ一つていねいに説明をしようとすると一冊の本では足りないからです。それを各参考書は、紙面の制約がある中で圧縮して説明しています。というわけで、科目の性質上「説明を大量に書かないといけない」のに、説明がほとんどない「やさしく学ぶ」は初心者にはお勧めしにくい状況です。
 とりあえず、機械については本屋さんで各参考書を立ち読みして、①自分のフィーリングに合いそうな本、②イラストが多い本を選ぶようにしましょう。

 とりあえず、各参考書をレビューしていきます。
  
 一番目に、みんなが欲しかった! 電験三種 機械の教科書&問題集についてです。価格は3,240(税込)です。「これだけ」と同じ価格ですね。そういう意味では、こちらの方がカラーだし、問題集もついているしお得なのかもしれません。あと、イラストの豊富さではどの本にも負けていません。イラストを大量に使うのはこの本のコンセプトなのでしょうか。
 内容は、いわゆる「四機(直流機・変圧器・誘導機・同期機)」について気合をいれて説明しており、他の本には載っていないこともイラスト付きで説明されているのでお勧めです。あと、「パワーエレクトロニクス」や「自動制御」あたりもそこそこ説明しています。なお、パワエレも自動制御のまともに学習しようとするとそれぞれが1冊の本になる内容なので、試験という枠組みの中で説明ている印象です。

 二番目に、これだけ機械についてです。ステップアップ形式で問題を解きながら理解する形式になっています。理解を順にするのは良いと思います。しかし、本試験問題とのレベルの差がすごいため、過去問演習をして穴を埋めていかないといけません。

 三番目に、完全マスターについてです。広範囲に細かい知識まで記載されているのですが、一つ一つ丁寧に説明しているわけではないので、サブのテキストして使うのが良いのではないかと思います。理系の人で学習が進んでいる方には
丁度良いレベルかも知れません。初心者は、「みんなが欲しかった」か「これだけ」を買った後に、二冊目の本として買えばよいのではないでしょうか。

 四番目に、「やさしく学ぶ」についてです。
 「やさしく学ぶ」は、「参考書ではなく問題集だ」といわれるほど解説が少ないのですが、それは機械科目では致命的なデメリットになります。初心者であれば、この参考書をみて理解することは不可能だと思います。復習用の参考書といった感じでしょうか。
 
 以上から、初心者には「みんなが欲しかった」か「これだけ」しかないということになります。好きな方を選んでください。まったく意味が解らないと思った場合、この二つよりもやさしい参考書はないので、理論の電磁力を復習しながら必死で食らいついて読むしかありません

 当WEBサイトでは、とりあえず「みんなが欲しかった」をお勧めしようとおもいます。

機械のメイン教材としてお勧めなのは?
A.TACの「みんなが欲しかった」です。

電験三種の機械の参考書(サブ教材)


 電力ではサブ教材としてお勧めしたい参考書が三つあります。
 三つとは、①完全マスター、②電験三種超入門、③電験三種合格一直線です。


 完全マスターについては説明したので他の二つについて説明します。

 超入門は、初心者用で詳しい解説がありますが、文章が二段組みで詰まっていて、それを苦労して読んでも下ネタ満載ですので好き嫌いが分かれると思います。「超入門」の特徴的な点としては、「機械」科目だけでなく、「電力」と「法規」もセットになっている点です。これは評価できます。体系的に理解できるからです。電験は4科目が密接に関連しています。機械だけ学習するより、他の科目も参照しながら学習したほうが効率がよくなります。
 なお、「超入門」は演習問題が一問も掲載されていないので、問題集を別に用意しないといけません。そういう点で、サブ教材とならざるを得ないです。これだけで合格をすることはできません。

「合格一直線」は、別次元の難しい参考書ですので電験二種も同時受験する人が購入しておくとよいでしょう。「電験二種」の参考書よりも、「電験三種合格一直線」のほうが詳しいと思います。ただし、これを読むのは三種に合格してからでもよいのでは。

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