電験三種の電力の参考書(メイン教材)
電験三種の「電力」の参考書は、
みんなが欲しかった > これだけ > 完全マスター > やさしく学ぶ の順に売れています。
「電力」科目でも「みんなが欲しかった」シリーズが断トツの売上だそうです。
おすすめの順としては、次のようになります。
みんなが欲しかった >> やさしく学ぶ > 完全マスター > これだけ
「みんなが欲しかった」は、イラストが大量にあるのでわかりやすくおすすめです。まさに初心者向けです。
教科書(フルカラー)+問題集がセットになっています。理論編とおなじくセットになっている問題集はかなりお得です。
というか、一冊だけ選ぶなら「みんほし」一択では?
セパレートできる問題集は、いわゆる「15年過去問」を「20年過去問」にして出ない問題をガリガリけずっていったような内容になっています。
本来なら問題集だけで約2600円するのに、それにプラスして詳しいフルカラーの教科書とセットで3000円は安すぎます。余分な出費をしたくなければこれがいいでしょう。
少し学習をしたことがある人ならば、誘導障害を各本で読み比べてはいかがでしょうか。圧倒的にわかりやすい記述であることがわかると思います。
これに対抗できるのは、「やさしく学ぶ」かなと思います。
「やさしく学ぶ」は、「参考書ではなく問題集だ」といわれるほど解説が少ないのですが、それが功を奏してコンパクトにまとまっています。
「電力」科目は、他の科目よりも知識問題が多いので、やさしく学ぶのような解説の書き方でも十分なのです。
完全マスターは、かなり詳しい参考書になります。
電験三種に必要な知識を軽くオーバーしています。学習の無駄が生じると思うので、メインの教材というよりは、サブ教材に向いているかもしれません。
つまり、教科書のように初めから順に読んでいくというより、気になるところを調べていくという辞書的な使い方になるのではないでしょうか。
「これだけ電力」は、スタンダードなテキストです。数年前の受験生は「これだけ」か「やさしく学ぶ」で学習していた人が多かったようです。個人の好みによりますが、カラー印刷が苦手な方はこれをメインにしてもよいでしょう。
というわけで…
A.TACの「みんなが欲しかった」です。
電験三種の電力の参考書(サブ教材)
電力ではサブ教材としてお勧めしたい参考書が三つあります。
三つとは、①完全マスター、②電験三種超入門、③電験三種合格一直線です。
完全マスターについては説明したので他の二つについて説明します。
超入門は、初心者用で詳しい解説がありますが、文章が二段組みで詰まっていて、それを苦労して読んでも下ネタ満載ですので好き嫌いが分かれると思います。「超入門」の特徴的な点としては、「電力」科目だけでなく、「機械」と「法規」もセットになっている点です。これは評価できます。体系的に理解できるからです。電験は4科目が密接に関連しています。電力だけ学習するより、他の科目も参照しながら学習したほうが効率がよくなります。
なお、「超入門」は演習問題が一問も掲載されていないので、問題集を別に用意しないといけません。そういう点で、サブ教材とならざるを得ないです。これだけで合格をすることはできません。
「合格一直線」は、別次元の難しい参考書ですので電験二種も同時受験する人が購入しておくとよいでしょう。「電験二種」の参考書よりも、「電験三種合格一直線」のほうが詳しいと思います。ただし、これを読むのは三種に合格してからでもよいのでは。
①完全マスター、②超入門、③電験三種合格一直線のシリーズはとても詳しい参考書という点で共通しています。どれも電験三種にはオーバースペックです。
1ページ目から順に読むと挫折しかねません。そこで、メイン教材でわからない部分を調べるサブ教材として使うのがいいでしょう。
必ずしも買う必要はありません。でも、「さらに電気を知りたい」という向上心のある人は、サブ教材として必ず買うべきです。